Vercel風のデプロイダッシュボードと配信ネットワークを描いたアイキャッチ画像

本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれる場合があります。 広告掲載について

AI時代のブログ戦略: Vercel無料枠でブログを始める前に、商用利用と転送量だけは見ておく

AI時代のブログ戦略として、AIにNext.js + Vercelをすすめられた個人ブログ運営者向けに、Vercel Hobbyの商用利用前提、広告・アフィリエイトとの関係、Fast Data Transferなど転送量の見方を整理します。Cloudflare中心の構成も候補に入れるための判断材料です。

AIコーディングツールに「個人ブログを作りたい」と相談すると、Next.js + Vercel の構成をすすめられることがあります。

この記事は、AI時代のブログ戦略として、ブログを「どのサービスに置くか」だけでなく、あとから収益化しやすいか、AIで直しやすいか、運用コストを読みやすいかまで含めて考えるための記事です。

これは自然です。Next.jsはAIがコードを書きやすく、VercelはNext.jsのデプロイ先として使いやすい。GitHubとつなげれば、修正してデプロイする流れも分かりやすいです。

ただ、ブログや小さなサイトをこれから始めるなら、最初に1つだけ確認しておきたいことがあります。

それは、Vercelの無料枠を「商用ブログにもずっと使える場所」と考えていいのか、という点です。

結論から言うと、Vercelが悪いわけではありません。Next.jsを使うなら今でもかなり強い選択肢です。

ただし、広告、アフィリエイト、商品販売、店舗サイト、受託制作などにつなげる可能性があるなら、Hobbyプランの前提と転送量の見方は先に確認しておいた方がいいです。

この記事で言いたいこと

  • VercelはNext.jsと相性が良く、非商用の個人サイトや試作品には使いやすい
  • 一方で、Hobbyプランは個人・非商用向けとして案内されている
  • AdSense、アフィリエイト、商品販売、受託サイトは商用利用に寄りやすい
  • 画像やアクセスが増えるサイトでは、Fast Data Transfer など転送量の見方も確認する
  • 「無料で置けるか」だけでなく、CMS、DB、画像、DNSをどこで管理するかまで見る
  • 低コストで管理場所を減らしたいなら、Cloudflare中心の構成も候補になる

Vercelは悪い選択肢ではない

先に誤解をなくしておきます。

この記事は、Vercelを避けましょう、という話ではありません。

Next.jsでアプリやサイトを作るなら、Vercelはかなり自然な選択肢です。デプロイは簡単で、プレビュー環境も扱いやすく、AIコーディングツールとの相性も良いです。

個人の学習用、ポートフォリオ、試作品、非商用の個人サイトであれば、Hobbyプランから始めるのはかなり合理的です。

問題は、ブログやメディアを作る人の多くが、あとからこう考えることです。

  • Google AdSenseを入れたい
  • アフィリエイトリンクを貼りたい
  • 自分の商品やサービスへ誘導したい
  • 店舗や事業用サイトとして使いたい
  • クライアントに作ってあげたい

この可能性があるなら、「とりあえず無料枠で」は少し丁寧に見た方がいいです。

Hobbyプランは個人・非商用向け

Vercelの公式料金ページでは、Hobbyプランは個人・非商用利用向け、Proはプロの開発者、フリーランス、ビジネス向けという整理になっています。

また、Fair Use Guidelinesでは、Hobbyチームは非商用の個人利用に制限され、商用利用にはProまたはEnterpriseが必要という趣旨の説明があります。

ここでいう商用利用は、単に「会社が使うかどうか」だけではありません。

公式ドキュメントでは、たとえば次のような例が商用利用に含まれます。

  • サイト上で支払いを受け付ける
  • 商品やサービスの販売を宣伝する
  • サイト制作、更新、ホスティングの対価を受け取る
  • アフィリエイトリンクがサイトの主目的になる
  • AdSenseなどの広告を入れる

つまり、個人ブログでも、あとから広告やアフィリエイトを入れるつもりなら、Hobbyのままでよい前提にはしない方が安全です。

ここは「いま収益が出ているか」だけでなく、「何のためにそのサイトを公開しているか」も関係します。判断に迷う場合は、Vercelの公式ドキュメントを見て、必要ならサポートに確認するのが確実です。

無料枠で見るべきなのはサーバー代だけではない

ブログを作る時、つい「月額いくらか」だけを見がちです。

でも、実際には見る場所がいくつかあります。

  • ホスティング料金: Hobby / Pro など、利用目的に合っているか
  • 転送量: 画像やページ表示が増えた時に影響する
  • 画像最適化: 画像を多く使うサイトでは料金や制限を見る
  • CMS: microCMSなどを使うなら別料金になることがある
  • DB / Blob: 記事、画像、ファイルをどこに置くかで費用が分かれる
  • 独自ドメイン: ドメイン取得・更新・DNS管理も別で見る

VercelのCDN料金ページでは、ユーザーがサイトを訪問した時に、CDNとユーザー端末の間で発生するデータ転送が Fast Data Transfer として扱われる、と説明されています。

普通の個人ブログなら、最初からここで困ることは少ないと思います。

ただ、画像が多い記事を書く、OGP画像をたくさん配信する、SNSで一時的にアクセスが跳ねる、ということが起きると、転送量の考え方は見ておいた方が安心です。

Next.js + Vercel + microCMS は良い。でも料金ポイントは分かれる

AIにブログ構成を相談すると、Next.js + Vercel + microCMS のような構成が出てくることがあります。

これも良い構成です。

Next.jsはフロントエンドを書きやすい。Vercelはデプロイしやすい。microCMSは日本語情報も多く、管理画面から記事を書けます。

ただし、個人で低コストに始めたい時は、料金ポイントが分かれることを理解しておきたいです。

  • アプリを置く場所はVercel
  • 記事データはmicroCMS
  • 画像はCMS側、Vercel側、別ストレージのどこか
  • 独自ドメインやDNSは別サービスの可能性がある
  • アクセス解析はGA4や別ツール

サービスを分けること自体は悪くありません。むしろ、ちゃんと設計するならその方が柔軟です。

ただ、最初の個人ブログでやりたいことが「記事を書いて、公開して、あとからAIで直せる状態にする」くらいなら、少し大げさになることがあります。

そこでCloudflareを候補に入れる

ここでCloudflareが候補になります。

Cloudflareを使う理由は、単に無料枠が強いからではありません。

DNS、SSL、CDN、Workers、Pages、D1、R2などをCloudflare側に寄せやすく、管理する場所を減らしやすいからです。

もちろん、Cloudflareなら何でも完全無料という話ではありません。Workers、D1、R2など、使う機能によって料金や制限は見ます。本番で運用するなら、有料プランを前提にした方がよい場面もあります。

それでも、ブログや小さなサイトを「低コストで、できるだけ管理場所を増やさず、AIコーディングツールで後から直せる形」にしたいなら、Cloudflare中心の構成はかなり相性が良いです。

どう選ぶか

ざっくり整理すると、こうです。

  • Next.jsをしっかり使いたいなら、Next.js + Vercel は有力
  • 非商用の個人サイトをすぐ公開したいなら、Vercel Hobby も候補
  • 広告、アフィリエイト、商品導線を考えているなら、Pro料金や商用利用前提を確認する
  • 管理画面付きブログを低コストで始めたいなら、Cloudflare中心の構成も候補
  • WordPressの管理画面やプラグインを使いたいなら、WordPressも普通に候補

大事なのは、「AIがすすめたからその構成にする」ではなく、自分のサイトの目的から選ぶことです。

AIコーディングツールは、コードを書くことは得意です。でも、料金、商用利用、将来の運用まで含めた判断は、こちらが条件を渡さないと抜けやすいです。

AIに相談する時は、条件を先に渡す

AIにブログ構築を相談するなら、最初のプロンプトに条件を入れるだけでも結果が変わります。

たとえば、こうです。

  • 個人ブログだが、将来的にAdSenseやアフィリエイトを入れる可能性がある
  • 月額費用はできるだけ低くしたい
  • 転送量や画像配信の料金が読みやすい構成にしたい
  • 記事を管理画面から追加したい
  • DNS、SSL、CDN、DB、画像置き場をなるべく分散させたくない
  • AIコーディングツールで後から修正しやすい構成にしたい

この条件を入れると、AIがただ「Next.jsならVercel」と返すだけでなく、Cloudflare、WordPress、CMS、DB、画像配信まで含めて比較しやすくなります。

まとめ

Vercelは良いサービスです。Next.jsを使うなら、今でも強い選択肢です。

ただし、ブログや小さなメディアを作る場合、無料枠だけを見て決めるのは少し危ないです。

  • Hobbyは個人・非商用向け
  • 広告やアフィリエイトを入れるなら商用利用の前提を見る
  • 画像やアクセスが増えるなら転送量を見る
  • CMS、DB、画像、ドメインの管理場所も見る

ここまで見た上で「Vercelでいく」と決めるなら、それは良い判断です。

一方で、低コストで、Cloudflare側に管理を寄せながら、AIコーディングツールと一緒にブログを作りたいなら、Cloudflare中心の構成も見ておく価値があります。

その実践手順は、次の記事にまとめています。

AI時代のブログ立ち上げ: WordPress/Next.jsで迷った人にCloudflareをすすめる理由と実践手順

この記事では、WordPressやNext.js/Vercel構成と比べながら、Cloudflare上でブログ/サイトを作るところまで進めています。

確認した公式情報

確認日: 2026-06-17