Even G2本体、開いたケース、操作用リングを並べたところ

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Even G2で何ができる? スマホとの役割分担と、自分で作りたくなった機能

AIにコードを書く部分を任せるようになり、見る・操作する道具にも興味が向くようになりました。Even G2とリングの実物写真をもとに、標準機能、スマホとの役割分担、音楽操作と運動タイマーの自作アプリを紹介します。

AIにコードを書く部分を任せるようになって、私の作業環境も変わってきました。キーボードに向かい続ける時間が減り、ソファからスマホのリモートデスクトップで指示を出すこともあります。

そうすると気になるのが、見るため・操作するために、どこまでスマホを手に持つ必要があるのか、ということです。その延長で触っているのが、スマートグラスの Even G2。音楽操作や運動タイマーのアプリも自分で作っています。

G2を知るうえで、最初に押さえたいのは目元で情報を見るグラスと、処理を担うスマホの役割分担です。手元の写真と公式情報を使って、その特徴と、私が作ろうとしている使い方を紹介します。

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Even G2は、どんな情報を目元に出せるのか

Even G2は、レンズ越しに緑色の文字や情報を表示するスマートグラスです。標準機能には、通知、翻訳、ナビゲーション、原稿表示、AIへの質問などがあります。公式の機能一覧

用途で分けると、次のように考えると分かりやすいです。

  • 短い情報を確認する:ダッシュボード、通知
  • 会話を文字で補助する:Conversate、ライブ翻訳
  • 次に話すこと・進む方向を確認する:原稿表示、ナビゲーション
  • 声で質問する:Even AI

私が興味を持っているのは、「次に何をするか」「あと何秒か」のような、その瞬間に欲しい情報です。PCの画面を全部持ってくるより、必要な部分だけ目元に出せれば、使い方が変わりそうだと思っています。

テンプルを開いたEven G2を内側から見たところ

日本語も公式の対応言語に含まれています。ただし、文字表示、翻訳の入力・出力、Conversate、Even AIでは対応の見方が異なります。「日本語対応」という一言だけで判断せず、自分が使いたい機能を言語対応表で確認するのが確実です。日本語の読みやすさや会話の認識精度については、今回は評価に含めていません。

カメラとスピーカーはなく、マイクと操作部がある

買う前に確認したい点として、G2本体にはカメラとスピーカーがありません。マイクは4つ搭載しています。声を入力することと、本体から音を出すことは別です。グラスで撮影したり、グラスのスピーカーで音楽を聴いたりする製品を探している場合は、この違いが大きいです。公式開発者ガイド

例えば、私が作っている音楽アプリでも、G2に担当させたいのは曲名の表示や再生操作です。音が出る先は、Spotifyの再生先や、そこにつながるイヤホンなどになります。

操作の入口は左右のテンプルにあります。下の写真は、耳側の先端を近くから撮ったものです。

Even G2のテンプル先端部の接写

別売りの Even R1 は、手元から操作するためのリングです。G2にはテンプル側の操作があるため、R1の購入は必須ではありません。操作部とR1についての公式説明

手元の操作用リングを外側と内側が見える角度から撮影

指に着けて親指を添えると、このような位置関係になります。

指に装着したリングに親指を添えたところ

私がこの組み合わせで試したいのは、何かを見るたびにスマホを持ち直す操作を減らすことです。音声で指示を出せても、選ぶ・戻る・止めるといった小さな操作は残ります。そこを手元で済ませられるかは、グラス本体と同じくらい気になるところです。

デスクでは、トラックボールのボタンから音声入力を起動する環境を使ってきました。その設定はAqua Voiceの音声入力環境の記事にまとめています。場所を変えたときも、話し始めるまでの操作を簡単にしたい、という考え方は共通しています。

スマホには、設定とアプリの処理が残る

G2向けに独自アプリを作る場合、アプリの処理はスマホのEvenアプリ内で動きます。グラスは表示と入力を担当し、両者をつなぐ構成です。グラスだけにアプリを入れて、スマホから完全に独立させる仕組みとは異なります。公式のアプリ構成

Evenアプリのホーム画面。ダッシュボード、クイックメモ、原稿提示、ライブ翻訳、ナビゲートなどの入口が並ぶ

これは手元のEvenアプリの画面です。日本語の機能タイルと、グラス・リングの状態表示が並んでいます。どの機能を使うか、接続や設定をどう整えるかには、引き続きスマホが関わります。

独自アプリの表示には、テキスト、リスト、画像などを使えます。画像も緑色の濃淡で表示され、大きさには上限があります。私の開発では、スマホ向けの画面をそのまま縮めるより、「この場面で一番見たいものは何か」を絞ることが設計の中心になっています。公式の表示ガイド

便利な画面を作っても、認証のたびにスマホ側で迷ったり、切断後に戻れなかったりすると使い続けにくい。グラスに出す画面だけでなく、スマホに残る操作まで含めて考える必要があります。

その役割分担で、音楽と運動のアプリを作っている

Music Lens:曲を選ぶ操作を目元へ

Music Lensは、Spotifyのプレイリストから曲を選び、再生・一時停止や曲送りをするためのアプリです。プレイリスト、曲一覧、再生画面を行き来する構成にしています。

作っていると、表示する情報を減らす判断が出てきます。一覧画面ではジャケット画像を外して文字中心にし、再生画面にはジャケットを残しました。音量はiPhoneやイヤホン側で調整する構成です。全部をグラスに集めるより、曲を探す・選ぶ操作をどう整理するかに集中しています。

現在は開発中のBeta版で、Spotify連携や再生操作の実装、シミュレーターでの確認まで進めています。一方、現行版のiPhone実機で、認証からEvenアプリへ戻る流れの確認が残っています。AIとの会話部分も試作用の画面で、録音や音声認識、外部送信は行っていません。日常的に使える完成版としての紹介は、まだ先です。

Even Move:動きより先に、残り時間を読めるようにする

Even Moveは、ワークアウトやヨガの種目と残り時間を表示するアプリです。運動中、手元の画面を確認する回数を減らせないか、という使い方を形にしています。

ここで優先したのは、動作の絵と秒数を両方見せるときに、残り時間の更新を優先することです。通信に時間がかかるなら、古い動作の絵を順番に表示するより、今の秒数が読めるほうが役割に合います。

こちらも開発中のBeta版で、3コースをシミュレーターで確認しています。掛けた状態での読みやすさ、実機の通信速度、リングやテンプルの操作はこれからの確認です。今後は、作ったものが実際の生活でどこまで使えるかも含めて、開発日記として残していきます。

購入前は、用途・レンズ・リングを分けて考える

G2が気になるなら、最初に一つだけ「目元で何を見たいか」を決めると選びやすくなります。通知や翻訳、原稿の確認が目的なのか、自分で表示アプリを作りたいのか。撮影や音楽の音声出力が主目的なら、G2の構成とは合いません。

フレームはG2 AとG2 Bから選べます。形状や度付きレンズの条件は、日本向け公式ストアで確認できます。2026年10月6日の表示価格はG2が99,800円から、R1が41,800円。レンズや選択内容で最終金額が変わるため、購入時に確認してください。

販売先には国内販売店のAcalieストアもあります。販売先によって選べる仕様や価格が異なるため、度あり・度なし、フレーム、保証条件をそろえて比べるのがおすすめです。

下の2つのAmazon掲載商品は、2026年10月6日時点で「AI Collectors」が出荷・販売していました。商品ページのブランド表記は「ノーブランド品」「Generic」で、この販売者のメーカー公認の有無やメーカー保証の扱いは未確認です。「日本語マニュアル・導入サポート付き」も出品者による記載です。購入前に販売者へ確認し、公式ストアや国内販売店とも条件を比べてください。楽天市場・Yahoo!ショッピングのボタンは商品名検索で、同じ商品の在庫を確認したリンクではありません。

下の商品カードは、Amazonに掲載されているEven G2 A(グレー・度なし)です。確認時は128,000円で、公式ストアの開始価格99,800円より28,200円高い掲載でした。記事の写真は私の手元の個体で、販売商品の色やレンズ仕様が同じとは限りません。

リングを追加する場合は、普段の指輪の号数だけで決めず、専用のサイジングキットでサイズを確かめることを勧めます。メーカーも一般的な米国・欧州のサイズ規格とは異なると案内しています。

下の商品カードは、Amazonで「US10号/SIZE 10」と掲載されているEven R1のサイズ10です。確認時は54,800円で、公式ストアの41,800円より13,000円高い掲載でした。このサイズを一律に勧めるものではないので、購入する場合は専用のサイジングキットで適合を確認して選んでください。

電池持ちは公式で通常使用約2日とされていますが、これは断続的に機能を使う条件です。48時間ずっと表示し続けられるという意味ではありません。私自身の装着感や電池持ちの測定結果は、この記事には含めていません。公式の充電・電池の説明

私にとってG2の面白さは、欲しい情報と操作を、自分の生活に合わせて小さく作れるところです。音楽なら曲を選ぶ、運動なら残り時間を見る。その一つひとつで、スマホを手に取る操作がどう変わるかを試していきたいと思っています。